2021年01月25日

ネットワークビジネス(MLM)の胡散臭さ ネットワーク経営 結いの経営



おたがいさま おかげさま ありがとう


循環型経済に結いの思想を活かす

ネットワーク経営のススメ!





ネットワークの生成


 親は、こどもに、持っているものすべてをgive and give、そして、子供は親となり、親に恩返しをしながらも、自分のこどもに、また、持っているものをgive and give、このように際限なく繰り返されてゆきます。これは全体からみるとgive and take お互いさまのネットワーク社会の構造となっています。


 ネットワーク社会は、自立した人間が、得意分野を持って、足りない分をネットワークで補い、一人では決して出来ない事をやり遂げてしまう。なんでもそうですが、最初は、誰もがヨチヨチ歩きで人の手を借りなければなりません。最初の内は、仲間から手伝って貰いながら、そのプロセスの中で仕事を覚え、やがては、教えられる立場に育ってゆきます。give and giveから、やがては、give and takeのお互いさまの経済、シェアリングエコノミーの社会になります。この自立への繰り返しが続くことにより、富は分散され、ネットワーク社会は成長してゆきます。


 最近、Nelson Mandela 元南アフリカ大統領がお亡くなりになりました。ご自分の受けた迫害を水に流し、それを愛に変え、give and giveを貫き、黒人と白人の融和の国をつくりました。まさに原動力は崇高な心。これがネットワークの推進力となり、品格を決めます。


 日本の社会にも、ネットワーク 人付き合いと言っても良いかもしれませんが、これを上手く生かした暮らしがあります。共存共栄の社会 結いといいます。農村社会の暮らしや仕事の中に、物や時間や労働の価値交換、相殺をしながら、お互いさまの気持ちによって、あまりお金をかけなくとも、豊かな生活をする知恵があります。この循環型経済の原型は農村社会の共同体の精神「結い」にあります。




 全国池田商工サミット 基調講演「情報銀行のススメ!
中小企業の弱点を助ける相互営業事業
商工会の役割 月刊誌「商工会」 IT特集 対談 全国商工会連合会 発行 8月号(通巻 505号 2001)



 → ネット社会に結いの思想を活かす Yuimix - ユイミックス




ネットワークビジネス(MLM)の胡散臭さ


 ネットワークビジネスが、社会的に不評であるのは、富が管理者に一極集中するように設計されているからです。具体的に言うとネットワークの構成員が自分の商品を自分のネットワークで売っているわけではありません。自分の商品を自分の販路(ネットワーク)で売る。この延長に、知り合いのネットワークと相互リンクし、お互いに経費を相殺しながら、お互いに販路を拡大し、お互いにマーケティング力を強化して行くのが本来の循環型ビジネスの姿です。




日本文化が生んだお互いさまの経済


 AirbnbやUberといった、米国発のネットサービスは、AirbnbやUberに富が、一極集中するビジネスモデルです。日本発のシェアリングエコノミーは、個人事業主ひとり一人が、主役になることによって、富が分散されるようになっています。


 個人事業主が、ホームページを持ち、オープンネットワークにつながると、関心のあるお客様からレスポンス(引き合い)があります。事業主は、この引合情報を、成約に結びつけます。ここで、成約にならなかったお客様を、地域や業界の仲間にシェアします。お互いに、お客を紹介したりされたり(Give and Take)しながら、経費を相殺しながら経営を担保する循環型経済モデルです。


 ここでの引合情報の貸し借りに、証文はご法度です。お互いさまの気持ちで、心に収めます。時間が経ってみると、心の貸借表が、ピッタと合うものです。仕事の借りは仕事で返す。情報は情報で報いる。この相殺の経済、お互いさまの経済、結いの経済が、行き過ぎた自由主義にブレーキを掛け。富の分散を促します。


 お客様情報が、事業主ひとり一人によって、分散処理されるため、大きな管理機構を必要としません。コンピュータープログラム(AI)で、管理するのではなく、個人が理念に共感し、仕事の中で培った感覚で、業務の調整をします。人と人とのブロックチェーンです。これは、農村社会の共同体の精神「結い」に起因しています。




 → おもてなしを言葉に!




仕事を紹介したりされたりする循環型経済 シェアリングエコノミー


 知り合いに仕事を、紹介するんだけれども、うまい形で紹介料を取れないものか?とよく聞かれます。ネットではアフリエイトに当たることですが、現実のビジネスシーンでは、止めて置いたほうが良いとお答えしています。知り合いは、仕事を紹介されることによって、心の貸借表に借りができ、いつかこの借りを仕事で返そうという気持ちになります。こう言う知り合いを、たくさん作ることによって、営業ネットワークを広め、ビジネスのポテンシャル(潜在能力)を高めます。紹介手数料を、もらってしまうと、取引関係になり、本業でない端物に振り回されることになります。本業の仕事を紹介されるように、端物の仕事を利用することをすすめています。


 知り合いが、お互いの仕事を熟知し、お互いに気にかけ、営業の手助けをする。シェアする。仕事を紹介したりされたりする循環型の経済です。共生の中にあるビジネスです。仲間内では、情報や知恵の交換(give and take)を、証文なしで、当たり前に行っています。


 農村社会では、みんなが労働や時間の貸し借りをしながら、田植えや稲刈りなどの農作業をしてきました。心の貸借表の帳尻が、時間を経てみると、ピタリと合うからこそ、今だにこうした素朴ではあるが、お互いの対価を相殺し合う、切実な人間的連帯感が残っています。自立と共生の循環型経済です。この村落共同体の相互扶助の精神を「結(ゆ)い」と言います。私達の暮らしの中にも、お互いに分かち合い、助け合う風習は、日本のいたるところに残っています。まさしく、シェアリングエコノミー社会です。




 → ネット社会に結いの思想を活かす




経費を資産にする


 経費や時間を使って、何を積み重ねてゆくか?問題意識がないと、お金を生み出す資産にはならず、損金のままで終わってしまいます。時間と共にブランディングやマーケティングの向上に寄与するスキームが必要です。


 企業経営は、週40時間で収支を出す事業と言われています。残りの時間は、経営から見るとロスタイムです。にも関わらず、すべての事業コストは、24時間、365日休むことなく、掛かってきています。このロスタイムを埋めるがインターネットです。経営の着目点が、ロスタイムに向くのは、当然の成り行きです。変革時代を生きる経営者は、インターネットを経営に積極的に取り込み、現業を補完する表裏一体の経営戦略が必要です。




情報ネットワークを経営資源に!


 借りられない、仕入れられない、雇えない、こんな中、今あるもので、何ができるか?苦境にあって、経営を捉える時、人や物やお金に囚われずに、お客をつくることから、始めたらどうだろうか?表が無理なら裏から攻める。これがホームページ戦略です。ホームページから、派生する情報ネットワークを、あなたの経営インフラにしてみてはいかがでしょうか




 → 一社一頁運動 情報発信する側に立つ







 一社一頁運動 Glocal21は、(有)産広シーアールが運営しています。ダイナミックなインターネットの使い方を知らない事業者がまだまだ多くおられます。これを知れば仕事の仕方が大きく変わります。インターネットの商用利用に確信が持てれば、成長が見込めます。多くの経営者にインターネットの醍醐味を知っていただき、インターネットで仕事になった!と言う驚きと喜びを、一人でも多くの経営者に味わっていただきたい。ホームページ商工業者が日本のビジネスを変える。



  


Posted by インターネット安曇野 at 11:06Comments(0)ネット社会

2021年01月23日

消費税と一億総サラリーマン化政策 日本経済の落日は始まった



おたがいさま おかげさま ありがとう


自治を失うと全体に飲み込まれてしまう


失われた30年

一億総サラリーマン化政策と消費税




今あるもので何ができるか?




私が世界の中心だ!と言う気概


 インターネットが出現した時、「やっと自分のメディアが手に入った」「これで自前の販路ができる!」と、何か解放された喜びを、今でも覚えています。ピラミット社会が、解体され、自立した個人、組織がネットワークを組み、時には主となり、時には従となって、ミッションを全うする。結果、自然にもあまり負荷を掛けず、安心して暮らせる循環型エコ社会(SDGs)になると。



 しかし、30年経って言えることは、ピラミット組織をそのままそっくりインターネットにコピーしただけで、日本の社会構造を変えることはできませんでした。親分子分、従属的依存心から脱却できず、多くの企業や個人も真の自立と共生のネットワーク社会を構築できませんでした。



 主権とは? 自由とは? 責任とは? 自己を統治する意味が、政治経済において、今日ほど問われている時代はありません。




 → あなたは世界の中心だ!




自治の精神 一億総サラリーマン化の落日


 日本経済を起動させた立役者は、戦後の企業創業者たちでした。自社製品を開発し、自社販路を開拓し、世界のブランドへと成長させました。しかし、後継者たちは、創業者精神を失い、楽をして儲けたい、地味で時間の掛かる物づくりを忘れ、先代の残したお金で手っ取り早く稼ぐマネーゲームへとうつつを抜かした結果、外資の餌食となってしまった上場企業は多くあります。現業で儲け、虚業で掏る。こうして、日本経済の落日は始まりました。実体経済の5倍もの質のないお金が、世界市場に溢れ、世界中の不動産を買い漁り、世界不安を煽り、作って売る実体経済は翻弄され、金融資本(グローバリズム)に泣かされています。また、サラリーマン経営者は、保身に陥り、混沌とした時代に挑戦できず、旧来の殻のままで、内向きの目先経営に腐心しています。そこに外資のM&A、結果、日本経済は骨抜きにされ、働けど働けどワーキングプア、一途な日本人は益々貧しくなっています。







 私は、住み慣れた安曇野から一年間ほど渋谷区代々木のオフィースマンションに移って仕事をしたことがあります(1997~98)。何よりも無秩序に肥大化した東京、そこに封じ込められ、精神的に圧力をかけられ、じっとしてはいられない人々。人々はこの辛い現実から目をそらし、この苛立ちに空しさを知り、疑うことをやめ、馴致してしまい、諦めることで生活をエンジョイしているように思え、何かが違うと違和感を持ったものです。


 今も、構造改革が出来ないまま、国家も、企業も、個人も、従属的な生き方を余儀なくされています。下請け企業、サラリーマンの多くは、命令されたことに従う事を仕事として来ています。視点が、社内にあった人々に、今日から外を見ろ、お客様を見ろ、自社ブランドだ、独自技術だ、作ったものは自分で売れ、自分で仕事を作って自分で飯を食え、自主管理だと言われても、親に見離された赤子のようなもので、うろたえるばかりです。


 一方で国は、消費税で零細企業の活路を断ち、食えないサラリーマンになることを強いたり、求人倍率、失業率が示すように国民にサラリーマンになる政策を進めています。確かに国民を管理しやすくはなっても、国力を増大させる破天荒な自由さを国民から奪うことになり、国民のエネルギーを発現する機会を失くしています。先ずは、健全な中小商工事業者を育てることから始めましょう。日本人には、元来、ものづくりに魂を込める気質があります。




 → 自治を失うと全体に飲み込まれてしまう




インターネットの精神


 インターネットで、発信者と受信者とが直接取引できるようになった。しかし、多くの企業は、他社の開発したモールや業界のポータルサイトに、ホームページを持つことで、インターネットに参加したように思い込んでいます。この発想は、従来のマスメディアに依存していた時と変わりません。そのサイトに伍して、自社サイトで戦う気概がない。インターネットは個人メディア。「私が世界の中心だ!」と言う、自覚がない。自由自在に市場とダイナミックに取引する機会を失っている。ネットでの営業権を、ネット商社に奪われ、仕方なく、引き合い情報を、高いお金で際限なく買い続けている。経営者は、この状況に疑問を持って当然と思うのですが、インターネットの本質が、未だに理解されていません。



 ホームページを開設し、お客様との経路を開き、お客様と直接取引できる環境ができたにも拘わらず、取引先から横槍が入り、閉鎖したホームページもあります。これは、経営者が業界や過去に縛られているからです。ネット商社よりも上位に検索されると心証を害すると、心配して自社ホームページを削除。お金を払ってくれる人々との経路を断つことは自滅行為です。これが失われた30年の仕事の現場です。(大家ネット



 インターネットは、ある事柄については、大企業、零細企業、個人に関係なく、すべて同格です。すべてネット上では1に過ぎない。ここに小が大に勝つチャンスが残されています。インターネットのキーワード検索とは、そう言うものです。大企業だから、人為的に上位検索されるものではありません。事業者は、特異性のある商品やサービスを持ち、それをコピーしたホームページを持つことです。検索からビジネスは始まります。「私が世界の中心だ!」を選ぶのがGoogle等の検索です。



 自立できない企業、個人が、いくらネットワークを組んでも何も生まれません。烏合の衆に過ぎません。マネージメントの集合体が、シェアリングエコノミーを実効させ、ローコスト経営を可能にします。




 → 日本のインターネットをどうにかしたい




インターネット活用に成功した個人事業主の集団


 インターネットが出現して30年になります。ダイアルアップの当初から、ホームページを自分のメディアにしようと仲間同士で勉強会を開いて、HTMLを学び、ホームページを開設した個人事業主の集団があります。ペンションオーナーたちです。雑誌広告が誘客のメディアでした。個人事業主にとって大きな負担、しかし、無くてはならないものでした。この切迫感から、もの凄い勢いで、インターネットによるネット集客が始まりました。


 ペンションオーナーが、プレイングマネージャーであったらこそできたメディア転換だと言えます。楽天やじゃらんが登場する以前の出来事です。実際に現在は、楽天やじゃらんのようなネット商社を利用している宿泊施設もあります。しかし、自立した宿泊施設の多くは、独自の宿泊プランのホームページで、お客様から直接予約をとっています。


 ネットユーザーは、お気に入り宿泊プランをネットで探し、それを提供している宿泊施設の公式ホームページで、予約する方がお得であることをよく知っています。他の業種も同じことが言えます。




 → ネット社会に結いの思想を活かす Yuimix - ユイミックス




 全国池田商工サミット 基調講演「情報銀行のススメ!
中小企業の弱点を助ける相互営業事業
商工会の役割 月刊誌「商工会」 IT特集 対談 全国商工会連合会 発行 8月号(通巻 505号 2001)



 → 情報をお金にするプラットフォーム!







 一社一頁運動 Glocal21は、(有)産広シーアールが運営しています。ダイナミックなインターネットの使い方を知らない事業者がまだまだ多くおられます。これを知れば仕事の仕方が大きく変わります。インターネットの商用利用に確信が持てれば、成長が見込めます。多くの経営者にインターネットの醍醐味を知っていただき、インターネットで仕事になった!と言う驚きと喜びを、一人でも多くの経営者に味わっていただきたい。自営業者が日本を変える



  


Posted by インターネット安曇野 at 10:15Comments(0)ネット社会