2024年02月29日

インターネットで村おこし、町おこし 信州池田町

隣の池田町で、町長選挙立候補予定者の公開討論会があり傍聴しました。

ふと思ったこと
深刻な財政問題を抱えている町の候補者が、行政は稼ぐことができないと言い切ってしまうと財政の健全化などありえない。行政は稼ぐことができないが、町民を稼がせることはできる。これが政策だ。町民を稼がせ、豊かにし、結果、町が豊かになる。これが町の稼ぎ方だと思う。
予算の配分だけが行政ではない。今、あるものと人と情報で何ができるか。稼げる仕組みはできないか?自主財源を増やすために資源の組みあわせができないか?職員を動かすだけが行政ではなく、町民が嬉々として町のために動けるビジョンと有り様を共有できるようウィングを広げる。

農家や商工義業者は、ものやサービルを作る設備があるのだから、あとは受注したり、販売したりする力だ。これを、一万人の町民が持つスマホやpcを繋げて町民DXネットワークを結び、町の宣伝と販売に活かす。そして、地域に生きる結いの思想をもう一度、市民ネットワークに活かすと異次元の産業インフラになる。自治体の首長は、経営者のように目路高くあって欲しい。
もう一つ、人口は減るものだと言う固定概念で、最初から首長になる者が諦めている姿勢は、町から夢を奪うように思えた。若者が結婚できる町づくりをすれば局面が変わる。先入観を破って欲しい気がした。

私事ですが、2002年10月 池田を冠した市町村の商工会が全国から集まり、信州池田町で第4回全国池田商工サミットが開催されました。そこで基調講演「情報を運用する情報銀行 情報をお金にする!」をさせてもらいました。インターネットで村おこし、町おこしが盛んだった頃で、自分の仕事を文章にしてみましょう!ホームページにして情報公開してみましょう!お客様からの反応を仕事に生かそう!商工会で情報を運用する情報銀行をつくったら!一社一頁運動などの提案をしました。

従って、池田町の經濟政策には関心があります。しかしながら、車同様、スマホやPCが当たり前に個人ベースで利用されているのにかかわらず、町づくりにインターネット利用が話題にならなかったのは当事者として虚しさを感じたました。もうインターネットが出現して30年経とうとしています。歳だからでは済まされません。田舎を銀座にする唯一の方法だと思うんですが。  


Posted by インターネット安曇野 at 10:12Comments(0)地方創生