2021年01月28日

信州えいっこの会 お互いさまの経済社会をコミュニティに取り戻す



民度が民力を上げる


おたがいさま おかげさま ありがとう

えいっこの会


この風土を、安心して子供を産み育てられる郷土に!





信州えいっこの会


 農村社会には、お互いさまの生き方があります。「結い」と言います。私が小学生の頃まで、田植えなどにその光景が見られました。農家総出で集落の田植えを行い、お互いに労働を労働で相殺するため、体にはきついが、石高がそのままそっくり収入として手元に残ります。その恩恵が、レンゲ田に白壁映える安曇野の原風景となって今につながっています。


 しかし、人間関係の煩わしさから、お金で済むことは何でもお金で済ませ、自分の資力と責任で生きる競争社会を選択しました。なのに、競争に耐えられない多くの事業者が、拠って立つ基盤を失い、食えないサラリーマンにならざるを得ず、社会は疲弊し、活力を失っています。これが失われた30年です。


競争から共生へ 民度が上がると民力も上がる


 この情報は自分ではお金にできないが、あの人なら「できる!」と言えるケースはよくあります。この気持ちとこれを上手くシェアする仕組みがあれば、おたがいさま、おかげさま、ありがとう!と言える社会が生まれます。


ネット社会に結いの思想を活かす


 PCやスマホを生活インフラとして当たり前に使っています。これを使って、地域で産み出された物やサービスを地域で売り切るプロモーションセンターができると、多くの生産者は救われます。私たちは独自のネットワーク(人間関係)を持っています。お互いにリンクする。地域を越えた人々とはSNSでつながる。すると現実を遙かに超えた人々とつながります。この人間関係が情報時代の産業インフラです。


 仲間のコンテンツを自分のメディアで紹介する。お金になる情報を仲間にシェアする。それも請求書を付けずに、いつかこのリターンは、回り回って自分に返ってくる投資と信じ、give and giveを繰り返す。このシェアするほどに、分かち合うほどに豊かになる結いの思想が、ネット社会に生きる私たちの生き方(OS)です。


時代を創る 一人から始まるイノベーションは、地方創生へとつながる


 私たちは、自分を信じ、研鑽を積み、自立する過程で、問題を解決する自分のスタイル、自分のメソッドを身につけ、周りにシェアしてゆく。共感し合える仲間とネットワークを組み、多様なソリューションを創り出す。そんなきっかけの場にしたい。そんな人たちの精神的バックボーンでありたい。



 「拾ケ堰に次ぐ産業インフラは何か?少子化は日本人の宿命か?三割自治を打破する町づくりとは?」常に問題意識を持ち、これらを解決しようとする策集団があってもいいな!と思い、「えいっこの会」を設立しました。


令和2年11月23日 信州えいっこの会 平林登

 




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Posted by インターネット安曇野 at 10:43│Comments(0)えいっこの会
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