2021年02月13日

グローバルからグローカルへ ネット社会に結いの思想を活かす。




情報の等価交換の無限連鎖
 90年代頃から、お金に質を求めないグローバリズムが台頭し、人間の持つ弱さや欲望につけこみ、生活の拠りどころであった地域文化や企業文化を弱体化させ、人々をバラバラに分断しました。折しも、インターネットの出現と符合しますが、インターネットの醍醐味を活かせず、新たな販路(ネットワーク)も作ることができませんでした。ものはできても自分で売ることができなかった事業者(農業、工業、商業)は、職を失い、食えないサラリーマンにならざるを得ませんでした。これが失われた30年です。

結いの思想で民力を上げる
 生産された物やサービスを住民ネットワークで売る仕組みや情報のシェアリングシステムを地域住民がつくると、地域経済はダイナミックに回り出します。食えないサラリーマン化した地域に、起業のチャンスが生まれ、営業サポートで商工事業者は息を吹き返す。地域は蘇ります。“ロスジェネ世代”の非正規雇用の人たちやネット難民の人たちも安心して暮らせる相互扶助のプラットフォームになります。勤勉で信義に篤い日本人がこれをクレジットします。

民間による社会保障体制
 私たち生活者は生産者と消費者の顔を持っています。クチコミやネットで売ったり買ったり、お客を紹介したりされたり、情報をシェアしたりされたりするビジネススタイルをとると、これは自分ではお金にならなくても、あの人ならお金にできる!と言うケースがあります。自分ではお金にできない引合情報を誰に渡してやるか、この度量とこれを上手くシェアする仕組みがあれば、情報の等価交換の連鎖が起こり、ネットワークのポテンシャル(質量)は高まり、セイフティーネット(社会保障)の機能が拡大します。

 情報をシェアしたりされたりすることに証文は残しません。情報の借りは情報で返す。情報の売買は御法度です。本業で知り得た情報をお金にできるものは自分でお金にし、できないものはできる仲間に無償でシェアする。このGive and Give のシェアする行為は、いつか何かあった時に、自分に返ってくる積立保険のようなものです。情報時代、私たち生活者が緩やかなネットワークを組むと、いざという時に価値を生みます。この保険のような仕組みはどの業種にも応用できます。私たちの心が財布に直結しているからです。

 ブロックチェーンのようにコンピューターによる数値管理ではありません。それぞれが、心に地域貨幣のような概念を持ち、共同体の人間関係を保てるように心のバランスシートで管理します。私たち日本人が培ってきた結いの生き方です。

 賃貸、宿泊、民泊、物販などの多くの業界は、個々で積極的なネット戦略を怠ったため、ネット商社にお客様情報を奪われています。それをネット商社から買っています。なぜ、そんな無駄な取引をするのか?なぜ、ネット商社に伍して、お客様と直接取引する気概を持たないのか?主権を取り戻す。自分で客付けする姿勢が、類が友を呼び、仲間と業界の未来を創りましょう。

アフターコロナ、世界恐慌に備える!Yuimix
 実体経済の4倍もの金融資本が世界経済を揺るがしています。博打のツケを生活費で返してるようなもので、いつか破綻します。その上、コロナ禍が人々を恐怖に陥れ、人々の繋がりを断ち切り、私たちは、得体の知れないもの(グローバリズム)に飲み込まれ、支配されようとしています。これにストップを掛け、人が人として生きる処し方が、自立と共生の大和の心 です。混とんとした無秩序の闇に道を開く。ご破算に願いましては!人類共通の生き方(OS)「Yuimix - ユイミックス」です。

 → Yuimix - ユイミックス 自立と共生のルーチンワーク

  


Posted by インターネット安曇野 at 20:13Comments(0)インターネット