2021年01月11日

裏から表を変える!

ブラックホールのように、インターネットが現存するモノや制度をどんどん飲み込み、裏の世界を形成している。今、私たちの意志で裏から未来を変えられるようになった。


  

Posted by インターネット安曇野 at 14:00Comments(0)インターネット

2021年01月11日

お互いさまの暮らし 相互扶助の精神 「結い」



おたがいさま おかげさま ありがとう


地域共同体の生き方(OS)「結い」
the United People of the World

Whole world One household



 信州安曇野の農村社会では、自作農が共に汗を流し、お互いに労働の対価を労働で相殺しながら農作業をして来ました。みんなの心の貸借表の帳尻が、時間を経てみると、ピタリと収まるから、今だにこうした素朴ではあるが、お互いの対価を相殺し合う、切実な人間的連帯感、人の結びつきが残っています。この地域共同体の相互扶助の精神を、「結(ゆ)い」と言います。この働き方は、労働を労働で相殺する分、現金が農家に残るビジネスモデルです。蔵のある集落が点在する安曇野の原風景はこのおかげです。


 安曇野は、レンゲ田に白壁映えて、槍、穂高、常念ヶ岳と私の通った中学校の校歌にも、その豊かさが歌われています。5月になると、一斉に水が張られ、安曇野は一つの湖になります。確かに、安曇野の豊かさは、江戸時代、水がなかった安曇野に農民たちが水を引いた灌漑事業にあります。と同時に、農民たちの働き方も大きく寄与しています。




心のバランスシート 民度が民力を上げる


 この結いの思想は、今の共済、保険、ブロックチェーン、シェアリングエコノミー、クラウドマーケティング、SDGs(持続可能な社会)、ソーシャル・キャピタル(社会資本)、インターネットワークマーケティング(ネットワーク経済)、地域循環共生圏、循環型経済など共生の生き方(OS)です。




 → ネット社会に結いの思想を活かす Yuimix - ユイミックス









 人間関係の煩わしさから、お金で済むことは、何でもお金に任せ、本当は自分でしなければならない仕事までも、面倒で儲からないからと言う理由で、他人に任せてしまうようになり、これに代わる仕事を自分で作り出せれば良かったものを、それも叶わず、結局は、事業共同体や地域共同体から自分の居場所をなくし、連携を失い、自分の資力だけで責任を負う過酷な自由競争へと突入し、多くは食えないサラリーマンとなってしまった。


 金融の世界も、情報の世界も、大きいもの(グローバリズム)には勝てません。主権を失った個人や企業の行き着く先は、国家を遙かに越えた国際大資本の下で、自由を奪われ、隷属的に生きる道しかありません。


 今思うと当時、日本の常識は世界の非常識とマスコミが自虐的に揶揄し、「金持ち父さん、貧乏父さん」が象徴するように、不労所得の概念を日本人に植え付けました。人やお金をレバレッジにする経営手法が米国から持ち込まれ、人はコストだ!とうそぶくサラリーマン経営者がこれを経営革新だ!と勘違いし、経営の本質を理解しないままに理論に溺れ、実業の足場を失い、日本経済の没落が始まりました。楽をして儲けたい!誰にもある欲望ですが、自己責任を負う金融の世界に経験や知識の乏しい日本人が狩猟民族の生き様に勝てるわけがありません。結局は、国際金融資本にカモにされ、コツコツ働いてつくった資産が日本から流失しました。実業で儲け、虚業で掏る。博打のつけを生活費で穴埋めしているようにも見えます。




ルネサンス 自分を取り戻す


 私たちは、閉息された管理社会に封じ込められ、精神的に無言の圧力をかけられ、いたたまれずに、辛い現実から目をそらし、そこの苛立ちに空しさを知り、疑うことをやめ、馴致してしまい、諦めることで、生活をエンジョイしているように思えます。負の生き方です。もっと個性的で、もっと創造的に、もっとシンプルに生きるためには、私たちひとり一人が、主となり、自然に帰り、母なる懐に抱かれ、その鼓動を体で感じ、心を大いに遊す。野性味を取り戻し、自らを解放しなければなりません。




 自然の中へ、人の中へ!
 如何に結び直すか?
 ここに日本文化がある。




お金には質がある 品性がある


 仕事は、お金だけのためではなく、暮らしやすい社会を創り出すものです。勤勉と信義 日本人は、日本の作法に誇りを持って仕事をすればいい。ものづくりの精神です。ものやサービスに心を込める。作って売る。この一対一の経済は、レバレッジ経済(マネーゲーム)ではなく、働いて稼ぐ、作って売る実体経済を言います。この作って売る一対一の経済基盤は、競争ではなく、シェアするほどに豊かになるお互いさまの人間関係(ヒューマンウェア)から生まれます。私たち日本人が行じて来たお互いが得をする生き方です。人を粗末にしない、自然を粗末にしない。日本人がこの生き方を失うと、日本はお金に質を問わない国際金融資本(グローバリズム)に飲み込まれてしまいます。




 → 日本文化が生んだ経世済民






ネット社会に結いの思想を活かす





裏から表を変えるデジタルトランスフォーメーション(DX)


 想像してみてください!何もかも飲み込んでしまうブラックホールのように、今、コンピューターが、現存するモノや制度を、どんどん飲み込んでいます。まさにもう一つの現実が、コンピューターに集積され、物質文明と相待する裏の世界が形成されています。この裏の世界が、インターネットに結ばれ、時間も空間も超越したことにより、私たち一人ひとりの意志で、現実の社会を大きく変えられるようになりました。裏の世界には、過去、現在、未来(will)の情報が集積され、共感者を動かす力を持っているからです。日本人がこのデジタルトランスフォーメーション(DX)を起こすと日本人は解放されます。




 → 一人から始まる地域づくり




競争から共生へ 一人から始まる事業再生は地方創生へとつながる


 この情報は、自分には無意味でも、あの人にとってみれば、「これがすべてだ!」と言うケースがよくあります。自分では直接お金にできない情報を、誰に渡してやるか、この度量とこれをうまくシェアする仕組みがあれば、お互いさま、おかげさまと言えるインターネットワークマーケティング(ネットワーク経済、循環型社会)が実現します。


 情報のやり取り(Give and Take)に、証文は残しません。このことは、これからの経済に、大きな変革をもたらします。個々がつくった物やサービスを仲間で売る仕組みをつくることもできます(クラウドマーケティング)。みんなで売ったり買ったり、お客を紹介したりされたりするシェアリングエコノミー。みんなでお互いさまの経済圏をつくり、お互いが得をする富の循環を図る(インターネットワークマーケティング)。これらのスキームはすべて結いの思想の中にあります。この思想を知っているか、知らないか、やるか、やらないかの差が、時間と共に、決定的な違いとなって現われます。




 → 信州えいっこの会






地方創生に結いの思想を活かす





事例 笑顔の花 茅房 栄美 安曇野市


 病気で入院する子どもと家族を支えたいとの思いで立ち上げた一般社団法人「笑顔の花」(安曇野市豊科)が、県立こども病院(同)の近くに患者家族の滞在施設「マザーハウス」を開設。


 できる自分を追い求めるのではなく、「できないの」と助けを求めることを練習しているという茅房さん。頼んだり頼まれたりして“笑顔の花”の活動が喜びの循環になることを願っています。これが結いの社会です。




 → 一般社団法人 笑顔の花




事例 大家ネット 平林 登 安曇野市


 日本のアパートを安くする。大家さんがホームページを持って自分で客付けできるようになると余分な経費が掛からず、尚且つ、お客様にも余分な負担を掛けさせずに済みます。ホームページ大家さんが、地域でネットワークを組むと、お客を紹介したりされたりする賃貸のシェアリングエコノミー(結いの経済)ができます。


 この貸し手を借り手でつくるインターネットワークマーケティングが大家ネットです。しかし、アパート賃貸業は実業と言うよりは、投資の対象とされ、大家さんが賃貸の現場からいなくなってしまいました。サブリース制度が賃貸の直接取引を難しくしています。情報を制する者が業界を制する。10年続けてみて言えることは、大家業が金融業に変質し、大家さんが大資本に飲み込まれてゆく現実です。




 → 大家ネット




事例 えいっこの会 平林 登 安曇野市


 事業者として、一番有り難いことは、モノを買ってくれること、お客様を紹介してくれること。この仕組み(marketing)を、地域住民(crowd)でつくるクラウドマーケティング。住民が、地域で産み出されたモノやサービスを、消費者として買ったり、広告マンとして、自分のメディア(スマホ等)で、自分のネットワークにシェアし、営業の手助けをします。この活動を地域住民が、みんなで続けると、地域メディアとして育ち、地域をプロモーションする仕組み(安曇野情報センター)ができます。




 → えいっこの会




事例 米を作り水を守る安曇野特区構想 平林 登 安曇野市


 三割自治を打破するために住民は何をすべきか?この地域活性化プロジェクトは、安曇野を揺さぶるだけの衝撃度があります。勤勉に働く者が、安心して暮らせる経済基盤を作るキッカケにします。タブーを常識にする挑戦です。




 → 米を作り水を守る




事例 安曇野プロモーションセンター 平林 登 安曇野市


 インターネットで、村おこし、町おこし!地域情報をネットに集積・運用することにより、地元や、山越え、海越えのお金で、郷土を豊かにする。住民の個人メディアを結集し、住民みんなで、安曇野を発信し、存在感を高め、関係人口を増やし、経済のポテンシャルを高めます。このクラウドマーケティング活動(crowdmarketing)を地域の仲間と始めました。この日常活動が、市民による一日一頁投稿運動と一社一頁運動です。




 → 信州ブランディング&マーケティングセンター






おかげさま 生かされている私たち!



  


Posted by インターネット安曇野 at 10:18Comments(0)結いの社会